ミーアキャットは哺乳網食肉目マングース科スリカータ属に分類される食肉類。
アンゴラ南西部、ナミビア南部西部、ボツワナ南西部、南アフリカ共和国北部南部に分布し、石や岩の多い乾燥した荒地やサバンナ地帯に生息する動物です。
- 25-30cm
- Length
- 1kg
- Body weight
- 10-15years
- Lifespan
昼行性で自然界では地中に直径10センチほどの巣穴を掘って生活しています。
基本的には群れを形成します。
複数の家族が一緒に生活をすることもあり、多いときは40頭もの群れで生活をすることがあります。
群れには1組の優位オスと優位メスがいて、この1組のみが繁殖活動を行います。
群れの8割はこのメスが産んだ子ども達で、他のメンバーは基本的に繁殖を行わず、子育て要員として子守りや授乳を行います。
また、高度な社会性をもち、交代制で獲物を探しに行ったり、見張り役や教育役を決め、幼い子ども達に餌の捕り方を教育します。
常に外敵から狙われるサバンナで生息しているため、性格は用心深く基本的には警戒心が強い生き物です。
サソリを食べることや気質から、砂漠のギャングと呼ばれる獰猛な一面もあります。
ただ本来群れで生活するミーアキャットは社会性をもっているため、仲間と認識さえすれば、家族同然に仲良く生活することができます。
ミーアキャットといえば、後ろ足で立ち上がるユニークな姿が印象的です。
立ち上がる理由は、2つあります。
ひとつは、体を温めるために太陽に向かって立ち上がり日光浴をするため。
もうひとつは、鷹やヘビなどの外敵から身を守るために立ち上がり、見張りをしているのです。